神戸市で初の合葬式墓地に申込殺到

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神戸市は、市内に初めて設置した合葬式墓地「鵯(ひよどり)越(ごえ)合葬墓」(同市北区)の募集をしたところ、予定の5倍以上の申し込みが殺到したと発表した。通常の墓は平均で200万円ほどかかるが、合葬墓は使用料が最低5万円で管理費も不要。費用面で「家族に迷惑をかけたくない」と考える市民が増えていることが、改めて浮き彫りになった。

 合葬墓は市立鵯越墓園内に開所し、焼骨を共同で埋蔵する合葬施設と一定期間は個別で安置する施設を用意。7月19日〜8月10日の最初の募集には、2205人から3169体分の応募があった。市の予定では560体分だったが、資格に該当する応募者全員を受け入れるという。

 市によると、申込者の約8割は自分用の生前申し込み。身寄りのない高齢者だけでなく、夫婦での申し込みなどもあり、「自分が亡くなった後の筋道をつけたい」という人が増えているという。市立墓園に持つ墓を撤去するとした人も180人ほどいた。

 次回募集は来年4月頃の予定だが、市には連日問い合わせが続く。担当者は「想定以上の申し込みに驚いているが、数十年は受け入れられるように施設は作っている」と話している。