日記172 (60歳以上が老人?)

先日、多摩動物園に写真を撮りに行った時のことです。

入り口のところで、係員が拡声器で案内していました。

「今週は、老人週間で、60歳以上が入園無料になります。」

あれれ、とうとう、老人の仲間になってしまったと思った瞬間です。

良く行く昭和記念公園は65歳が割引対象年齢で、他のところも

65歳以上が対象と言う所が多いように思います。

嬉しい反面、悲しいまではいかなくても、複雑な年齢になってきました。

優遇されたり、もらえるものは早くもらいたいくせに、老人と呼ばれることに

抵抗を感じてしまいます。

肉体的に性能・機能が劣化するのは物理的に避けられないのですが、

老いる」=「衰える」ことを、第三者から言われて自覚を促されているように

感じてしまいます。

老人と呼ぶことによって、まず、精神的な部分から老いを認識させて、

肉体的劣化を誘導させられているような感覚になります。

なんたって、肉体を支配しているのは精神ですからね。

先輩方は、みんな、そんな思いをしてきたんでしょうね。