樹木希林さんと坂本記者。 - 喫茶 輪

樹木希林さんがお亡くなりになったと。

樹木希林さんとは、ごく薄いのですが間接的に縁があります。

その昔、「喫茶・輪」に何度もご来店くださったデイリースポーツの坂本昌昭さんが取材して記事にされて、その時のことを話してくださったことがありました。「彼女はマネージャーや付き人を持ってないんです」ということもその時に聞きました。2002年のことでした。

その前に坂本記者さんは拙詩集『コーヒーカップの耳』に共感して下さり、取材に見えたのでした。

上下二回に分けての掲載でした。

2001年でしたから、もう17年も昔です。

当時の坂本記者は、職人的な人を取材しておられました。

俳優なら、三国連太郎緒形拳など。その中に樹木希林さんもおられたわけで。

取材から帰って来られたら「輪」に来て、その様子をお話ししてくださいました。

時には記事原稿を書く上でのご相談にも応じました。

また、わたしが紹介した人も何人かあります。

菅原洸人さん、宮大工の小川三夫さん、そして元?のK谷さんなど。

で、その坂本さんが書かれた記事が久しぶりに今朝のデイリースポーツに載ってました。

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懐かしい、新聞記者さんにしては個性的な文章です。

あ、そうだ、坂本さんとは、時実新子さんがお亡くなりになった時にもそのお別れの会にご一緒したのでした。

帰りに、坂本さんの行きつけの店で、空から下りてきた新子さんとも一緒に一杯飲んだのでした。

この写真は、『コーヒーカップの耳』がブルーメール文学賞を受けた時に

「喫茶・輪」でささやかな宴を催した時のものです。坂本記者こそが実は職人的な記者さんでした。

樹木希林さんのお陰で、昔のこといろいろと思い出します。

それから希林さんは、わたしのFB友達のドリアン助川さん原作、映画「あん」で主役を演じられましたが、その演技は秀逸でした。

ご病気だったとはいうものの、あまりにも呆気ないです。

わたしと同い年です。

ご冥福をお祈りいたします。