今年聞いた一番素敵な言葉

公益財団法人の日本食肉消費食肉センターのHPのコピペだけど。

地球上に生息する約150万種の生物は、すべてタンパク質を持ち

その種類は100億とも1兆ともいわれます。

1兆種ものタンパク質にはそれぞれ独自の働きがあり

その元をただせば、たった20数種類のアミノ酸というのですから驚きます。

違った種類のタンパク質が、アミノ酸の種類や数、並び方により無数に生まれるのです。

なんでこんなのをコピペしたかといえば

タンパク質とアミノ酸とペプチドの復習をしたかったから。

さらにコピペしますと。

アミノ酸って何?っていうと。

炭素Cを中心に、アミノ基NH2とカルボキシル基COOHが両側に結合した形をしています。

じゃあタンパク質は?

アミノ酸がネックレスの玉のように連なった形をしています。

で、本題。ペプチドとタンパク質の違いは?

アミノ酸が50個以上結合したものをタンパク質といい

50個未満のものはペプチドと呼ばれます。

ペプチドはアミノ酸の数が2〜10個のオリゴペプチドとそれ以上のポリペプチドに分類されます。

レゴブロッグに譬えるならこの譬えでいいのかな?

レゴブロックの個のピースがアミノ酸

2〜50個未満のブロックを結合させて作った模型がペプチド。

50個以上くっ付けて出来た大作がタンパク質。

何が言いたいかというと。

オプジーボに代表される超高額な抗体医薬品。

今日の夕方19:43配信の読売新聞のニュースでは。

厚生労働省は、高額ながん免疫治療薬オプジーボの薬価について、11月から4割引き下げることを決めた。厚労相の諮問機関である中央社会保険医療協議会中医協に22日提案し、了承された。

値下げは3回目。保険適用された当初、患者1人あたり年間3500万円とされた薬剤費は、今回の見直しで1090万円と3分の1以下になる。

記憶ではオプジーボの発売は2014年。

2年に一度改定される薬価は当初の3分の1にまで下がったが

まだまだとんでもない値段。

これは23日前の朝日新聞の記事。製薬会社ペプチドリームの話。

遺伝子組み換え技術などを駆使した新しい薬が近年、がんなどの病気に治療の道を切り開いた。ただ、製造の難しさなどから値段が高騰し、新たな課題となっている。同じような効果を持ちながら、格段に安い薬がつくれないか。そんな夢を追う企業に世界から注目が集まっている。

ペプチドの最大の利点は値段の安さだ。比較的単純な構造で、化学合成で大量生産できる。がんなどの治療で導入が進む抗体医薬品などの高額薬と同じ効果を持つペプチドがあれば、薬の値段が10分の1になる可能性があるという。

ビジネスモデルもユニークだ。ペプチドリームが製薬企業に薬の種を提供し、共同開発の進み具合に応じて成功報酬を受け取る仕組み。資金が続かずに消える企業が多いなか、8年連続で黒字を維持する。

新薬開発の成功率は数万分の1とされ、世に出るまでには多くの時間と費用がかかる。同社が手がける約80の薬もまだ二つが臨床試験に入ったばかりで、実際にどれだけの薬をものにできるかは未知数だ。原薬工場を軌道に乗せられるかも、試金石の一つとなる。

ただ、ペプチドを使った薬の開発がうまくいけば、抗体医薬品の開発に乗り遅れた国内業界を再び活気づける契機になる。今の日本は、医薬品で大幅な輸入超過の状態にある。窪田は出遅れをひっくり返し、10年後、20年後にこの国を支える基幹産業にできたらと話す。

まだまだ道半ば。

夢の途中なのか

途方もない空想なのか。

成功の可能性が如何ほどなのか知る由もない。

でも。

創業者の一人で東大大学院教授の菅裕明の言葉に感動した。

異端は認められた瞬間、先端になる