ネペンテス栽培記 473 新たな栽培法を目指して 3 - 悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

この前、

YouTubeを見ていまして。

とある国のというか、

あの感情が豊かな国ですが、

とあるゲームの、

新作発表の様子をやっていたんですよ。

紹介VTRを、

最初は、

あー、

あのゲームね、

という感じで、

みんなニコニコ見ていたのですが、

途中から映像の様子が変わり、

なんだなんだとなった時、

実は、

待望の別のゲームの発表だった、

的な感じの内容なんですね。

正確にはちょっと違うかもしれませんが、

そんな感じで、

あるゲームのロゴが出て、

皆がその意味を理解した瞬間、

もう、

一斉に歓声というか、

狂喜の絶叫で、

その場が揺れるほどの騒ぎなんですよ。

ハイタッチの嵐に、

抱き合って喜ぶ人々。

何度も飛び上がる人に、

目から涙があふれ出てくる人。

口元をおさえ、

声が出なくなる人や、

興奮してうまく喋れなくなる人。

嬉しすぎてどうしようもなくなった人に、

横から優しく肩を抱いてあげる人。

お互いの健闘をたたえ合うように熱く握手する人々や、

床に倒れ込んで動けなくなる人。

そんなに?

ゲームの発表だよ?

いや、

新作ゲームが出るのは嬉しいですけれども。

ナショナルフラッグのチームが優勝しても、

もしかしたら、

こんなに喜べないかもしれないよ。

それを見ているうちに、

なんとなく、

あー、

人生を楽しむコツとは、

こういうところにあるのかもしれないな、

と思いました。

そんな今日この頃、

いかがお過ごしでしょうか。

こんばんは、

最近一番うれしかったことはと聞かれると、

本気で悩んで何も出てこない男、

悠です。

ちょっと日が空いてしまいましたが、

今日はですね、

前回同様、

シリーズの続きを書いていこうと思います。

ちなみに、

全然関係ないですが、

私のパソコンは、

紹介と打ち込むと、

将かいと変換します。

突然のフランクな態度に、

初見の方はざわつくかもしれませんが、

私は長年パートナーを務めておりますので、

冷静に対応いたしました。

で、

今日はですね、

土について改めて書こうかと。

もともと書いてなかった

この前、

ふと気づいたのですが、

ネペンテス専用にブレンドした、

私の自家製配合用土、

ユグドラソイルですが、

なんというか、

そもそも、

土について、

しっかりと説明をしていなかったなと。

私がいま行っている栽培方法は、

ユグドラシルといって、

独自の理論で開発したものですが、

それに使用していたのがユグドラソイルだったので、

そのネーミングの関係で、

余計な混乱を招いてしまったかもしれないのです。

これについて、

ちょっと説明させて頂きます。

ここから先は、

ネペンテスやユグドラシルに関係なく、

様々なものを栽培していく上で、

とても大事なことになりますので、

植物初心者の方は、

ぜひ頭に入れておいて頂きたいです。

ではですね、

まず、

一般的な木を想像してみてください。

森に生えてる木でも、

街路樹でもなんでもいいです。

その木が、

葉が生い茂ってる状態をイメージしてください。

さわやかな風で葉が揺れる音が鳴り、

その隙間から木漏れ日が出るような感じだと、

グッドですね。

すごく自然な情景で、

木が元気な感じを受けると思いますが、

それを演出しているのは、

やはり沢山の葉なんですね。

葉は、

植物の生命力の象徴であり、

養分を作り出す、

非常に重要な器官なわけですから、

多ければ多いほど、

立派に育っているように見えるわけです。

その木にとって大事な葉ですが、

それに最初に栄養を送って作り出すのは、

どの部分か。

葉がついているところですから、

まぁ枝ですね。

じゃあ、

枝はどこから栄養をもらうか。

生えてるところですから、

幹になるわけです。

じゃあ、

幹はどこから栄養を吸い上げてるか。

吸い上げですから、

これは文字通り、

根から水分も含めて調達しているわけです。

じゃあ、

じゃあですよ、

その根は、

どこから栄養分を摂取しているか。

なんでこんな簡単な、

当たり前の話をしているかというと、

わかっていても、

理解していない場合が多いからです。

葉が光合成をおこなって、

養分を作り出すことは知っていても、

その常識が先入観となって、

当たり前のことまで気が回らなくなってしまうのです。

と言いますのも、

葉が養分を作り出しているのは間違いないですが、

ただ、

養分を作り出すためには、

とにかく土台がしっかりしていないと、

何も機能しないということです。

葉を枝が育て、

枝を幹が育て、

幹を根が育てる。

じゃあ、

根を育てている土は、

無なのか。

無の中から、

根が育っていくのか。

そうじゃないですよね。

土にだって、

有機物や、

微生物、

菌類や場合によっては虫だっている。

ただそれだけだと、

根に悪影響が出る可能性があるので、

悪いものを取り除き、

いいものを増やしていく必要がある。

それをいきなりすべてはできないので、

時間をかけて調整していかなければなりません。

そうなんです。

もうお気づきかもしれませんが、

植物を育てるにはまず、

土を育てないといけないんですね。

その植物に、

合うとされる用土を使用している、

専用の培養土を使ってる、

プロからおすすめされた土を使っている、

そう聞くと、

実績もあるし、

大丈夫そうと思われるかもしれません。

ただ実際は、

埋め込みの仕方や、

排水の気配り一つで、

良土にもなるし、

悪土にもなる、

ということです。

そして何より、

その用土の種類や状態によっては、

水やり一つで、

土が生きてきたり、

土が死んだりします。

土が死ぬということは、

植物も死ぬということです。

逆に、

土は死んでも、

状態によって、

また生き返らせることができます。

ただ、

土は生き返りますが、

枯れた植物は生き返りません。

だからこそ、

土をずっと生かしていく必要がある。

強く生きていくためには、

成長することが不可欠です。

その為に、

強い植物を育てるた為に、

強い土にし、

強い土にする為に、

土を育てていかなければなりません。

それを踏まえまして、

話しを最初に戻し、

ユグドラソイルですが、

そういう意味で簡単に言いますと、

配合した段階では、

ユグドラソイルは、

まだ赤ちゃんの状態だということです。

その無垢な状態のユグドラソイルを、

環境や管理方法に合わせ、

【土を作っていく】という意味で、

育てていかなければなりません。

私が行っている栽培方法ですが、

水耕栽培

密閉栽培、

水分過多の通常栽培、

乾燥気味の通常栽培、

肥料実験栽培、

などを並行して行っていますが、

使用しているのはすべて、

ユグドラソイルになります。

そしてそれぞれ、

管理方法が違いますし、

用土の状態も違います。

そしてそれぞれの用土を再使用する場合は、

何度も攪拌後、

熱処理して、

完全に乾燥させた後、

減った改良用土を補って、

また一から始めていくことになります。

なぜリセットする必要があるのか。

それは、

ユグドラソイルがその環境で育ってしまったため、

状態変化がおこると、

死んでしまい、

植物を殺してしまう可能性があるからです。

死んだ土のにおいと、

生きている土のにおいは、

全然違います。

見た目にもわかる場合があるでしょう。

肝心の部分まで辿り着けませんでしたが、

今日はもう寝る時間になってしまったので、

機会があったらまた書きたいと思います。

ではでは、

また次回、

お会いしましょう。