ハリーとシロキ - 今日も元気で頑張るニャン

灰白くんはハリーと名を改め、保護部屋で頑張っています。人馴れして暴れることもないのでケージ暮らしは1日だけ。翌日からは出しています。数日後に店からテリー(新顔チビ)が合流して、やはり1日でケージから出て、今は保護部屋で2匹仲良く暮らしています。

              

                兄弟のようなハリーとテリー

さて、ハリーにはちょっと困ったことがありまして、とにかく鳴き通し。昼も夜も24時間、どこにそんなエネルギーがあるのかと思うくらい殆ど寝ずに鳴いてます。

だいたい保護されたばかりの猫が鳴き続けるのは、

?外に出たい(自分が生活していた環境に戻りたい)

?腹減った

?かまってほしい(人馴れしている場合)

のどれかです。でも全体を通して、要するに不安なんですね。こちらはとにかく、この?〜?や空調温度などに気を遣いつつ猫が落ち着くまで待つしかないわけです。まあテリーが合流したので少しは気が紛れるとは思いますが。

ただ、問題はこの異常な猛暑の最中だということ。冷房中は別として、なるべく窓を開けて外の空気を取り込みたいけどハリーが鳴くのでそれができない。早朝などはご近所も窓を開けるし早い人は庭仕事にも出るので、こっちは窓どころか雨戸も閉めている状態です。本人(猫)のためにも、不安鳴きが早く納まってくれればと思うのですが。

どんなに窓を閉めても声は漏れるので、ひどいときは保護者が付き添っています。一昨日は妻が徹夜で付き添いました。今日も朝の3時頃から付き添い。食べ物で誤魔化したり何をしても、そのうち付き添っても外に出たいと鳴くので手がつけられません。テリーは無邪気に遊んでますが、ハリーの異様な鳴き方に落ち着いて寝付けないようだ。

              

           ハリーはいつ寝ているのか、鳴き続けの毎日です

さらに、もうひとつやっかいなのがシロキ(白黄くん)。かつてはハリーとの睨み合い唸り合いは日常茶飯事、本気の取っ組み合いも頻繁で、その騒音が住民問題にまで発展した2匹です。ご飯や場所取りで煩わしかったハリーがいなくなって、さぞかしせいせいしてると思いきやそうでもない。ハリーが保護部屋で鳴くと、何とシロキが呼応して外で鳴き出すのです。いつもではなくたまにの話ですが、唸り声どころか「クルルル・・」という求めるときの鳴き方で。

シロキは甲高い声の雄ニャン。もともとあまり鳴かない猫だったのが、ひとりになってよく鳴く猫に変貌したようだ。まあ、これまではハリーの強烈な「くれくれ鳴き」があったので、シロキは黙って座っていればよかったのが、今ではそうもいかなくなった。必要に迫られて意思表示の鳴き方を覚えたのでしょう。

で、よく聞いてるといろいろな鳴き方をしている。意外だったのがハリーに呼応して鳴く"求め鳴き"でした。あれだけ夢中で追い払っていたハリーに今度は求め鳴きだなんて、いったい猫ってどうなっちゃってるんですかね。今ではかつてのハリーがそうだったように、ちび太やキーに呼応して鳴き出すこともあります。保護者としては、これが頻繁になると騒音問題が再燃しそうで心配です。

              

          洗面所の窓から覗くちび太に呼応して鳴くシロキ